●Carat（カラット）     ：重さ。１ct=0.2g。単位が大きくなるほど表面積が大きくなり、より美しい輝きを放ちます。均一なプロポーションをもつ、ラウンドブリリアンカットは重量ごとに同じ大きさを持っているので、カラットを大きさと表現することもあります。
●Color（カラー）        ：色。無色透明の「D」を最高とし黄色味をおびるにつれ「Z」まで23等級に分類されます。
●Clarity（クラリティ）：透明度。ダイヤモンド内部の傷や光の通過を邪魔する内包物の有無によって「FL」から11段階に分類されます。SIIクラスまでであれば、肉眼で見えることは一般的にはありません。
●Cut（カット）          ：研磨。プロポーションと仕上げの度合いにより最高クラス「EXCELLENT」から5段階に分類されます。プロポーション、シンメトリー、ポリッシュのそれぞれで評価されます。

〇プロポーション→プロポーションという評価は、58面の面の入った【ラウンドブリリアントカット】にしか付かない評価となっています。この形は、1919年にベルギーのカッターである、マーセル・トルコウスキーが発案した形で、当時から今でもこの形がダイヤモンドの美しさを最大限に発揮できる形とされています。ダイヤモンドの輝きには、上部から入った光が内部反射により再度上部に返ることが必要となります。そのため、光をしっかり上部に返す正確で厳格なプロポーションが必要になってきます。
〇シンメトリー→５８面すべての面が左右対称であるかを測る評価です。ここで、EXCELLENTの評価が取れると、特殊なスコープでダイヤモンドの上部から覗くと８つの矢が見え、下部から覗くと８つのハートが見える【ハート＆キューピッド】と呼ばれる形になります。
←ハート＆キューピット
〇ポリッシュ→ダイヤモンドの研磨の仕上げの評価です。ダイヤモンドは地球で最も堅い物質なので、ダイヤモンドを研磨する為にダイヤモンドの粉に擦り合わせて、削っていきます。その時に、ダイヤモンドの表面に研磨したキズが残る場合があります。その傷のあるなしで多少、ダイヤモンドの輝きに影響がでてくるのでこれらの傷はない方が良いとされています。

ダイヤモンドの評価は、アメリカの世界最高峰の鑑定機関「GIA」が定めた品質評価基準である「４C」によって国際的に統一されています。「４C」とは「Carat（カラット）」「Color（カラー）」「Clarity（クラリティ）」「Cut（カット）」のそれぞれの頭文字「C」を取り「４C」と呼ばれています。

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