ダイヤモンドの評価基準になる「4C」Carat(カラット＝重さ)・Cut(カット＝輝き)・Color(カラー＝色)・Clarity(クラリティ＝透明度)の４つの要素を元に、ダイヤモンドの価値が決まります。中でも「カラット」はよく耳にする言葉ですが、何を表す単位かご存じですか？実はあまり知られていない「カラット」の意味や選び方について今回は詳しくご説明します！

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カラットとは
「カラット」というワードをよく耳にしますよね！カラットと聞くと、ダイヤモンドの大きさを思い浮かべる方が多いですが、実は大きさではなく重さの単位を表しているんです！英語でカラットは”Carat”と書き、「ct」という記号で表記されることが一般的です。１カラット＝0.2gになります。しかし、大きさをみる基準として捉えるのもあながち間違いではありません！重さが増せば、比例して石のサイズも大きくなり、希少価値も高くなります。0.1カラット増すごとに、ダイヤモンドの直径は約0.6mm～0.8mm大きくなるんです。

《　婚約指輪には何カラットがおすすめ？　》

人気のカラット数でいうと、0.2ct～0.4ct。中でも、0.3ct以上を選ばれる方は全体の７割を占めているといわれています！中でも１番人気の0.3カラットは日本人女性の指に合うサイズ感と言われています。様々なデザインとも相性がいいのも人気の理由！カラットは他の要素と比べ、見た目ではっきりと分かるので、女性の雰囲気や指に合うかどうかで選ぶのも重要！大ぶりのダイヤモンドであれば、華やかでエレガント！インパクトも大きいのでパーティや特別な日に着けたいとお考えの方におすすめ。小ぶりのダイヤモンドは、可憐で繊細な美しさがあるので、結婚指輪と重ね付けをしたい方や日常的に身に着けていたいとお考えの方におすすめ！また、手が小さく細い指の方は小ぶりの方が人気が高いです。

《　将来性を考えて選ぼう！　》

カラット数に悩むのであれば、将来を見据えて大きめのダイヤモンドを選ぶのがおすすめ！年を重ねるごとにボリュームのあるダイヤモンドが似合う手になるので、その時のために「少し大きいかな」と思うぐらいのカラット数を選んでおくと良いです！後々、指輪からペンダントにリフォームする際も、カラット数は大きめの方がおすすめ！指に身につけている時は小さめでも十分華やかですが、首元になると少し寂しい印象になることも…後悔しない為にも慎重に選んでいきましょう！

《　カラット数以外の他の要素　》

一般的に、ダイヤモンドの”カラット”を重視されている方が多いですが、同じカラット数でも他の要素（カット・カラー・クラリティ）の品質によっては輝きに大きな違いが出ます。大きなカラットを選んでも目立つ内包物やキズがあったり、色づきが黄色っぽいと美しい輝きとは言えません。カットの場合もダイヤモンドの深さが浅いカットだと、効率よく光は反射されず、反対に深すぎるカットでも直径が小さくなりカットグレードも下がってしまいます。なので、カラットだけではく、残りの３Cとのバランスが大切になります。

《　小さいカラット数でも輝きは大丈夫？　》

0.2カラット程度の小ぶりなサイズでも良質にカットされたものであれば輝きは十分に出ます。予算が厳しい場合は、デザインにも注目してみましょう！センターストーンの両端に小さなダイヤモンド（メレダイヤモンド）が添えられているデザインやセンターストーンをぐるりとダイヤで囲んだデザインは、センターストーンの輝きを更に引き立たせる効果があります。他にも、ダイヤモンドを乗せている部分の「台座」と呼ばれる部分が高ければ高いほど光を大きく取り込み更に輝きが増します。

いかがでしたか？今回は、4Cの要素の1つでもある”カラット”について説明しました！その中でも、見てわかる要素の為、指輪のデザインにも大きく影響してきます。また、継承の指輪として代々受け継がれる婚約指輪ですから、家族の宝石となるダイヤモンド選びはとても大切です。将来のことも見据えて、カラットについても考えてみてくださいね！