結婚指輪を選ぶとき、デザインをこだわりたい方、傷が付かないか心配な方、様々いらっしゃいます。その中でも、特にこだわって頂きたいのが、造り方です。今回は指輪の造り方、「鍛造製法(たんぞう)」についてご紹介します。
鍛造製法(たんぞう)
指輪の造り方は大きく二通りに分けられます。一つ目は鋳造製法(ちゅうぞう)です。鋳造製法は、型に地金を流し込んで冷やし固める方法です。型さえあればどんなデザインでも造ることができる一方で、地金を流し入れる際に気泡などがどうしても入ってしまうため、曲がりやすくキズも付きやすい指輪になってしまいます。二つ目は今回ご紹介する鍛造製法(たんぞう)です。鍛造製法は、漢字の通り「鍛えて造り」ます。地金をプレス機にかけ圧力をかけながら圧縮していきます。金属は圧縮されると密度が高くなり硬くなります。そのため、曲がりにくくキズも付きにくい指輪が出来上がります。また、着け心地も良くなります。
鍛造製法|ドイツブランドFISCHER(フィッシャー)
「FISCHER」はドイツの老舗ブランドです。1919年から結婚指輪のみで続いており、なんと200tもの圧力をかけて地金の密度を上げていきます。車で踏んでも曲がらない指輪、世界一の強度を誇っています!また、日本では誰でも指輪作りに関わることができますが、ドイツにはマイスター制度というものがあり、まず師匠の下に弟子入りします。そして、数年勉強した後で国家試験のようなものを受けます。その試験に合格した者のみが指輪作りに携わることができるのです。また、その試験も人生で2回しか受けることができないため、狭き門を通り抜けることができたものだけがマイスターと名乗ることができるのです。そのため、「FISCHER」の指輪は非常に高品質であり、着け心地も世界一です。
鍛造製法|IDEAL(アイデアル)
「IDEAL」は鍛造製法であり、FISCHERとは違い純国産のブランドのため、納期が早いのが特徴です。また、「IDEAL」は東京大学卒業の空間設計師が生み出した方法で、パーツごとに分けて指輪を造っています。そのため、FISCHERはストレート(真っ直ぐ)な形が多い一方で、「IDEAL」はウェーブやV字の形もたくさんあります。硬い造りの鍛造製法で、ウェーブやV字が好きという方におすすめのブランドです。
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