花嫁道具として選ばれることの多いパールネックレス。
実際必要なの?と思っている方もいますよね。
パールネックレスは冠婚葬祭の場面でワンランク上のフォーマルなイメージを与えてくれます。
また、子供たちの入園式(入学式)、卒園式(卒業式)。真珠を持っている人はみなさん絶対に着けてくるのです。そんな時、周りのお母様たちがどんなものを着けているのか見比べられる状況になります。女性は家族の代表として着飾るのでしっかりとしたフォーマルな格好をする為にもやはり、真珠のネックレスは必要になってくるのです。
パールの語源や象徴
見た目の形から、『洋ナシ』を意味するラテン語で「ピルラ(Perla)」や、『二枚貝』を意味する「ペルナ(Perna)」からその名をつけられた。等々諸説あります。和名は『真珠』です。日本では、山でとれる美しい石には [ 玉 ]、海でとれるものには [ 珠 ]といい、そこから名付けられたと言われています。
また、「愛の象徴」(好きな人と引き寄せあい、愛し合うという)や「涙の象徴」(葬儀の際故人を敬う)といったような意味合いがあり、愛を誓う挙式の際や葬儀に身に着けるのがマナーとして着用されています。
シーン別パールの選び方
冠婚葬祭身に着ける際、パールであれば何でもいいという訳ではありません。
お悔やみの席で着用できる色は、白、グレー、黒の三色です。長さは40cmくらいで、一連のネックレスが基本です。二連等の重ね付けは、不幸の繰り返しという意味に捕らえられてしまうので避けましょう。
また、自分に合った真珠のサイズで選ぶこともポイントです。パールの大きさもそれぞれで、華奢な体型や若い方には小さめ珠でもよく映えますが、年を重ねると物足りなさを感じたり、重厚感は薄くなります。パールを選ぶ際は試着することをお勧めします。
真珠の良し悪しの見抜き方
真珠は一見どれも同じように見えるかもしれません。しかしよく見ると、テリの違いや厚みが異なってきます。
真珠の評価基準では「巻き」「形」「テリ(輝き)」「キズ」の4つを評価します。
巻き…真珠の価値を決める最も大切な要素。それが巻きです。「巻き」とは核の表面を覆っている真珠層の厚さのことを言います。真珠の耐久性という観点か らも非常に重要である事、また、「巻き」の厚いものほど”輝り”の優れたものになります。
テリ…「輝り(テリ)」は、真珠の光沢や輝きのことです。「照り」と表されることもあります。強い光沢感のある輝きを放つものからぼんやりとした光沢の物まで幅広くあります。
形…自然環境で育まれる真珠は、環境によって様々な形になります。あこや真珠は一般的には丸い珠で、なかでも真円に近いものが最上級とされています。
あこや真珠の「形」に対する基準は他の真珠に類を見ないほど厳しく、ラウンド、セミラウンド、バロックに選別されます。形の変わった不定形なものはバロックと呼ばれ、個性的な変型真珠もファッションジュエリーや真珠の愛好家からは非常に人気のあるものです。
キズ…真珠が形成される生成過程でしわやへこみ(えくぼ)、突起など真珠表面の美しさを損なうものを一般的に「キズ」と呼びます。キズの数や大きさ、種類、位置によって真珠の価値は大きく左右され、キズの少ないものが上質とされます。
高品質の無調色パール
現在、市場で出回っている真珠のほとんどが人工的に染色した「調色」しているものです。無理に真珠の色を人の手を加えて変えるのでやはり劣化しやすくなります。調色をしていない「無調色真珠」は、人の手を加えて、本来は真珠にあまりよくない薬品などを極力使用せずに仕上げられるので『経年変化に強く、耐久性が高い』事が特徴です。類まれない美しさも無調色の良いところなのですが、最大の利点は経年変化への強さです。
パールネックレスは、大人になると必要なタイミングが多くあります。
いざという時に持っていない!なんてことにならないよう、自分に合ったパールを選んでおきましょう。
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